迫害セミナー「空気と日本」
- ウォッチマン 知恵

- 3月13日
- 読了時間: 5分
8月の第1回迫害セミナー「現在進行中の迫害と勝利の証」へは、多くのご参加、ご関心が寄せられ、心から感謝します!
第1回では、迫害 .orgのクリス・モモセ氏、坂井圭子氏、伊藤渉氏がご自身の活動や体験をシェアしてくださいました。
その中で、印象に残ったことは。。。
クリスチャンへの迫害は世界中で現在進行中の現実であること、
しかし、その中に神の希望、特別な助けがあること、
そして、迫害は準備が大切であること、
等です。
本日は、9月に実施した第2回迫害セミナー「空気と日本」について、ご紹介しようと思います。
1.今一度、質問です。
皆様、以下について考えてみてください。(A1.~A3. は私の見解です。)
Q1.でも、日本には迫害は無いですよね?
A1.いいえ。日本では、歴史的にも、現在にも迫害があると理解しています。
Q2.でも今日本では、キリシタン迫害みたいなことも、禁教令も無いですよね?
A2.いいえ。日本での迫害は、世界で最も見えにくい迫害と理解しています。なぜなら世間の目、メディア、同調圧力を通して、日本の空気が迫害をしているからです。神社参拝強要等は今でもあります。
Q3.でも、教会内では守られていますよね?
A3.いいえ。キリスト教界でも、クリスチャンがクリスチャンを迫害することが始まっていると理解しています。LGBTQ問題もその一つです。
問題はQ3です!有名な戦時中のホ−リネス迫害や美濃ミッション事件でも、天皇崇拝を拒否したクリスチャンを妥協したクリスチャンが迫害したのです。
2.パネリストNO1 美濃ミッション代表 石黒イサク氏
1929年1933年に神社参拝を拒否した美濃ミッションは、地域や日本全国で、メディアによるバッシングや、幼稚園運営阻止、永久停学、逮捕尋問、暴力等で、迫害されました。
印象に残った内容
・このとき日本の多くの教会はなんと、迫害側についたそうです。
・それは攻撃に直接加担したというより、自分達に迫害の火の粉が降りかからないように一歩引いて、形だけ神社参拝したということです。
・この時の骨抜きの信仰が、悔い改めがないまま、今も残存しているのではないか?私達も近い将来、妥協し迫害側につく危険があるのではないか?
と仰っていました。
全くその通りだと思いました。
3.パネリストNO2 クラウドチャーチ小林拓馬氏
小林氏は、現在の日本で「LGBTは聖書的に罪です。」と公言した時、「それは差別」だということで、所属していた牧師グループから排除され、SNSで炎上バッシングを受け、ご自身の職場にまでクレームの電話が入るという経験をされました。聖書の真理を伝えたがゆえに受けた迫害の証しとなっています。こちらは裏クラウドチャンネル公開動画です。
印象に残った内容
迫害とは、
・この世(ノンクリスチャン)から受ける迫害、
・教会(クリスチャン)から受ける迫害、
・信仰を骨抜きすることによる迫害ーーー外側はキリスト信仰だけど中味は全く別物にしてしまうこと。
の3種類ある、とのことです。
なるほど~~!と思いました。
4.日本の迫害の特徴
私は、この「信仰の骨抜き」が一番怖かったです。今、プロテスタントが聖書の真理だと信じていることも、もしかしたら「骨抜きにされた偽の教え」かもしれないのではないか?と考えさせられました。
石黒氏は、多くの教会は、美濃ミッション事件での神社参拝の罪をハッキリと悔い改めていない、と指摘されました。その影響は現代にも残っているということです。
さらに、○○教団○○牧師についていくという「〇〇牧師教」という骨抜きの偶像礼拝になっていないか?と警告しています。
事前の打ち合わせは皆無でしたが、お二人の主張が一致してることに驚きました。
そして何より、私達自身の信仰が骨抜きになっていないか?と思わされました。
そしてこれはとても大切な視点ですが、
日本には、日本の文化文脈に沿った迫害があるとのことです。伝道についてよく言われる「ユダヤ人には、ユダヤ人のように~律法の下にある人には~律法の下にある人のように1コリ9:20」のように、その文化に合った方法が効果的ということです。
迫害も同じです。日本人に効果的な
・非常にあいまいで、
・外側からは見えにくい、
・内側を骨抜きにする
迫害だそうです。つまりそれは、、
空気による迫害ではないでしょうか?
あなたがたは、以前は自分の過ちと罪のために死んでいたのです。この世を支配する者、かの空中に勢力を持つ者、すなわち、不従順な者たちの内に今も働く霊に従い、過ちと罪を犯して歩んでいました。エフェソ2:1-2

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